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こんにちは、現役小学校教師のタカ先生です。
2学期が始まって数日。今年も教室で、はっきりとした差を目にしています。夏休みに何かをやり切った子と、そうでない子の差です。
毎年感じることですが、今年は特にくっきりしていました。そしてその差を生んでいたものが何だったのか、今回はっきり見えたので書き残しておきます。結論から言うと、原因は子ども側ではありませんでした。
1学期の終わりに、子どもたちに伝えたこと
夏休み前、私はクラスの子どもたちにこう話しました。
45日間あれば、人生が変わる
大げさに聞こえるかもしれません。でも本気で言いました。45日というのは、何かを習慣にするには十分すぎる長さです。逆に言えば、何もしなければ45日分そのまま置いていかれる期間でもあります。
そして、自分も走ることにしました
子どもに「コツコツやりなさい」と言うだけの大人にはなりたくありませんでした。だから私も、自分に課題を課しました。
この夏、500km以上を走りました。
毎日です。暑い日も、疲れた日も、走りたくない日もありました。それでも走ったのは、2学期に子どもたちの前で「先生もやったよ」と言いたかったからです。
教師として15年やってきて思うのは、子どもは言葉より背中を見ているということです。「やりなさい」より「一緒にやろう」の方が、圧倒的に強い。
2学期の教室で、実際に見えた差
そして9月。教室に子どもたちが戻ってきました。
やり切れた子の変化
約40日間、何かを続けられた子は、見てすぐわかりました。
- 目がイキイキしている
- 動きが変わっている(行動が速く、迷いがない)
- 宿題や日々の学習に本腰で向かっている
特に印象的だったのが目です。「やり切れた」「頑張れた」という思いを持って2学期をスタートできる子は、本当に強い。その自信が、教室でのあらゆる場面に出てきます。
できなかった子の様子
一方で、「やろう」と言っていたけれど続かなかった子。
この子たちは、夏休みモードを払拭するのに必死という感じでした。生活リズムを戻すこと自体にエネルギーを使っていて、学習に向かう余裕がまだない。
ここで大事なのは、この子たちを責めてはいけないということです。45日間を一人で走り切るのは、大人でも簡単ではありません。実際、私も一人だったら500km走れていたかどうかわかりません。
決定的な発見:やり切れた子の家庭に、共通点があった
ここからが、今日一番お伝えしたいことです。
やり切れた子とそうでない子。何が違ったのかを考えたとき、子どもの性格でも、もともとの学力でもありませんでした。
やり切れた子は、いずれも保護者が最後まで協力的だったのです。
保護者の方が、実際にしていたこと
- 毎日コツコツチャレンジの紙に、一緒に記録をつけてくれた
- 練習に付き合ってくれた
- 一緒に走ってくれた保護者もいれば、後ろをついてくるだけの保護者もいた
注目してほしいのは3つ目です。一緒に走らなくてもいいのです。ついてくるだけでいい。自転車で横にいるだけでもいい。「見ているよ」という状態が続いていれば、子どもは続けられます。
「最後まで」が決定的だった
夏休みの最初は、多くのご家庭が協力的です。カレンダーを作ったり、目標を決めたり。差がついたのはそこではありません。
8月の後半、暑さと中だるみの中で、最後まで付き合えたかどうか。ここで分かれていました。
最後まで伴走してもらえた子は、45日をやり切ります。そして「やりきれた」「満足した」「達成感がある」という状態で2学期をスタートできる。この状態でスタートを切れるかどうかが、教室で見える差の正体です。
差がついているのは、学力ではありません
ここを誤解しないでいただきたいのですが、9月の教室で見える差は、勉強量の差ではありません。
「やり切った」という感覚を持っているかどうかの差です。
この感覚を持っている子は、2学期の難しい単元にも「やればできる」という前提で向かっていきます。持っていない子は、最初から「どうせできない」で始まる。この差が、そのまま学力の差になっていきます。
つまり、夏休みに何をやったかより、決めたことを最後までやり切れたかどうかが効いているのです。ドリルでも、なわとびでも、ランニングでも構いません。
では、家庭で何ができるのか
① 完璧を求めない。続けることだけを目標にする
毎日30分より、毎日5分の方がずっと価値があります。目標は「量」ではなく「途切れさせないこと」に置いてください。
② 記録を「一緒に」つける
やり切れた子の家庭に共通していたのがこれです。子ども一人に記録させるのではなく、親が一緒に記録に関わる。「今日もできたね」と紙に書き込む数秒が、翌日のエネルギーになります。
③ 見ているだけでいい。並走する必要はない
一緒に問題を解く必要はありません。同じ部屋にいる、時々のぞく、終わったら「できたね」と言う。それだけで、子どもの継続率はまったく変わります。
教材選びも「親が伴走できるか」で選んでほしい
この視点で考えると、家庭学習の教材選びの基準も変わってきます。
多くの方は「子どもに合うかどうか」で選びます。もちろん大事です。でも私はもうひとつ、「保護者の方が最後まで伴走できる形か」を見てほしいと思っています。
どんなに良い教材でも、親が息切れしてしまえば子どもも続きません。
- 丸つけの時間を毎日取れるご家庭 → 紙のワーク(幼児ポピーなど)が向いています。丸つけの時間がそのまま伴走になります
- 仕事などで毎日は難しいご家庭 → 動画教材(スタディサプリなど)が現実的です。「今日は何を見たの?」の一言で伴走が成立します
大事なのは、無理なく最後まで続けられる形を選ぶことです。理想の教材より、続く教材を選んでください。
どちらも無料体験があるので、お子さんとご家庭の生活に合うかを実際に確かめられます。
まとめ:次の長期休みは、冬休みです
- 2学期の教室で見える差は、学力ではなく「やり切った感覚」の差
- やり切れた子は、いずれも保護者が最後まで協力的だった
- 一緒に走らなくていい。ついていくだけ、見ているだけでいい
- 差がつくのは最初ではなく後半、中だるみの時期に付き合えたか
- 教材は「子どもに合うか」+「親が伴走し続けられるか」で選ぶ
夏休みが終わってしまったご家庭も、まったく心配いりません。次の長期休みは冬休みです。そして2学期そのものが、毎日の小さな継続を積み上げる4ヶ月間でもあります。
この夏、私は500km走りました。正直、しんどい日もありました。でも2学期に子どもたちの前で「先生もやったよ」と言えたこと、そしてやり切った子どもたちのイキイキした目を見られたことで、全部報われました。
子どもは、大人が思っている以上に、大人の背中を見ています。
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この記事の執筆者:タカ先生(現役小学校教師・教員歴15年)
公立小学校に15年勤務。この夏、子どもたちに背中を見せるために500km以上を走りました。2児の父として、我が家の夏休みも毎年試行錯誤しています。詳しいプロフィールはこちら
