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こんにちは、現役小学校教師のタカ先生です。教壇に立って15年、何百人もの子どもたちの「家庭学習」を教室側から見てきました。
保護者の方から一番よく聞かれる質問のひとつが「スタディサプリってどうなんですか?」です。口コミサイトはたくさんありますが、そのほとんどは「使ってみた保護者」の感想。今日は少し違う角度から、教室で実際に「伸びた子」「変わらなかった子」を見てきた教師の本音を書きます。
結論:スタサプが「効く子」と「効かない子」は、はっきり分かれる
先に結論です。スタディサプリ小学講座は、合う子にはものすごく効きます。でも全員に効く魔法の教材ではありません。
私のクラスにも、スタサプを使っている子は毎年何人かいます。成績がぐんと安定した子もいれば、正直あまり変わらなかった子もいる。その差はどこにあるのか。15年分の観察をまとめると、伸びた子には共通点がありました。
教室で見てきた「スタサプで伸びた子」3つの共通点
① つまずいた単元を「その日のうちに」見直していた
4年生の算数「わり算の筆算」でつまずいたAさん(仮名)。授業中の表情で「あ、今日わからなかったな」というのは教師には分かります。でもAさんは1週間後の小テストで満点を取ってきました。聞くと「わからなかった日は、家でスタサプの同じところを見てる」と。
これがスタサプの一番強い使い方です。学校の授業は止まってくれません。でも動画なら、わからなかった単元だけを、わかるまで何度でも見られる。翌日の授業に「わかる状態」で戻ってこられる子は、雪だるま式のつまずきがなくなります。
② 15分の動画を「宿題の前」に見る習慣があった
伸びた子の家庭に共通していたのは、順番でした。帰宅→スタサプ15分→宿題。動画で頭が「勉強モード」になった状態で宿題に入るので、宿題の質が全然違います。逆に「宿題が終わったらスタサプ」の順番だと、疲れて動画を流し見するだけになりがちです。
③ 親が「隣に座らなくても」回る仕組みになっていた
個人面談で「毎日付きっきりで見るのがつらい」という相談は本当に多いです。スタサプで伸びた子の保護者は、付きっきりではありませんでした。「今日は何の動画見たの?」と夕食で聞くだけ。管理ではなく関心。これで十分回るのが、動画教材のいいところです。
正直に言います。スタサプが向かない子もいる
ここからは口コミサイトがあまり書かない話です。
鉛筆を持つ習慣がまだない子には、早い
低学年で「机に向かう習慣そのものがまだない」段階の子に動画教材を渡すと、ただのタブレット時間になります。この段階の子に必要なのは、鉛筆で書いて「できた!」を積む紙の教材です。教室で言えば、字を書く体力(本当に体力です)がついてから動画を足すのが正しい順番です。
「見てるだけ」になる子への対処法
スタサプの弱点は、見るだけで勉強した気になれてしまうこと。教室のテストでは、動画を見た「だけ」の子と、見たあと問題を解いた子の差がはっきり出ます。対策はシンプルで、動画1本+確認ドリル1ページをセットにすること。これは家庭のルールとして最初に決めてしまうのがおすすめです。
教師の目から見た、料金の話
スタサプ小学講座は月2,178円(税込)です。教師目線で言うと、この価格は正直ちょっと信じられない水準です。
- 市販のドリル1教科分=約700円。スタサプは全教科・全学年分が見放題(先取りも復習も自由)
- 個別指導塾なら月2〜3万円。約10分の1の価格
- プロ講師の授業品質は、正直「教員研修で見せたいレベル」の回もあります
「全学年見放題」は特に大事なポイントです。4年生でつまずく子の多くは、実は3年生の内容に穴があります。学年をさかのぼれる教材は、教室ではできない支援ができます。
始めるなら、夏休みが一番いいタイミングです
これは教師として断言できます。1学期のつまずきをリセットできる最後のチャンスが夏休みだからです。9月の教室では、夏休みに復習してきた子とそうでない子の差が本当にはっきり見えます(このブログでも9月の教室でわかる「夏休みの過ごし方」の差という記事に書きました)。
スタサプは14日間の無料体験ができるので、夏休みの前半にお子さんに合うかどうかを実際に確かめられます。合わなければ体験期間中にやめればお金はかかりません。
まとめ:教材選びは「良い悪い」ではなく「合うかどうか」
- 授業のつまずきをその日のうちに解消したい子 → スタサプは強力
- 「動画+確認問題1ページ」をセットにすれば効果は倍増
- 机に向かう習慣がまだの低学年は、紙教材(ポピーなど)が先
- 始めるなら1学期の遅れを取り戻せる夏休みがベスト
教材は道具です。どんなに評判が良くても、お子さんに合わなければ意味がありません。だからこそ、無料体験で「うちの子の場合」を確かめてから決めてください。それが15年教室にいる私からの、一番正直なアドバイスです。
机に向かう習慣づくりから始めたいご家庭には、紙教材の幼児ポピーも選択肢です。
