小学生の勉強

2学期の通知簿、11月ならまだ間に合う|現役教師が教える「12月に驚かないため」にやること

※本記事にはプロモーションが含まれます

こんにちは、現役小学校教師のタカ先生です。

11月です。保護者の方にとってはまだ先の話に感じるかもしれませんが、教師はもう2学期の成績を意識し始めています。

今日は「通知簿を渡される側」ではなく「つける側」の時間感覚をお伝えします。12月に通知簿を見て驚く前に、今できることがあります。

教師が成績を意識し始めるのは、いつか

結論から言うと、2学期の成績材料は、9月から少しずつ積み上がっています。

12月に慌てて決めるわけではありません。毎回の単元テスト、提出物、授業中の様子。それらが学期を通して蓄積され、12月に形になります。

つまり、11月はまだ間に合う

ここが大事なところです。12月に入ってからでは、できることはほとんどありません。その時点で材料はほぼ出揃っているからです。

でも11月なら、まだ単元テストが何回か残っています。残りのテストで挽回できる余地が、確実にあります。

11月に手を打つべき3つのこと

① 1学期の通知簿を、もう一度見る

夏に受け取ったきり、しまい込んでいませんか。今こそ見返すタイミングです。

見るのは評価そのものではなく、どの教科のどの観点に「もうすこし」がついていたか。そこが2学期も同じなら、その分野が本当の弱点です。

通知簿の見方については、通知簿の評価はこうして決まる【現役教師が”つけ方”を全部話す】という記事で、評価のつけ方の裏側まで含めて詳しく書きました。評価のどこを信じていいのか、どこは参考程度に見るべきかまで書いているので、読んでから見返すと情報量が変わると思います。

② 返ってきたテストを集めて並べる

これは教師が実際にやっていることと同じ作業です。

9月以降のテストを全部並べてみてください。点数ではなく、間違えた問題の種類に注目します。

  • 計算ミスが多いのか
  • 文章題だけ落としているのか
  • 特定の単元だけ極端に低いのか
  • 最後まで解き終わっていないのか(時間が足りていない)

同じ種類のミスが3回以上あれば、それは偶然ではなく弱点です。そこを11月中に1つだけ潰せば、残りのテストに効きます。

③ 提出物の状況を確認する

意外と見落とされますが、提出物は成績に直結します。

特に「主体的に学習に取り組む態度」の観点では、提出物の出し方が大きな判断材料になります。内容の出来より、期限までに出しているかがまず見られます。

10月は行事で忙しく、提出物が乱れやすい時期です。連絡帳を見返して、出し忘れがないか確認してみてください。これは今日からでも直せる部分です。

「もうすこし」を「できる」に変えるのは、何回のテストか

よく聞かれるので、教師としての実感をお伝えします。

単元テストで2回続けて良い結果が出れば、評価は動きます。

逆に言えば、1回だけ良くても評価は変わりにくい。継続して理解できているかどうかを見るからです。

11月なら、まだ2回以上のテストが残っている教科が多いはずです。全教科を頑張る必要はありません。1教科、1単元に絞ってください。

11月は、1年で一番学習が進む月

教師として毎年感じることですが、行事が落ち着いた11月は、授業が一番進む月です。

時間割が安定し、子どもたちも集団として成熟してくる。だからこそ、ここで学習のリズムを作れるかどうかで3学期がまったく変わります。

2学期の内容で分からないところが溜まっているなら、11月が最後のチャンスです。動画教材なら学校の進度と関係なく、つまずいた単元だけに戻って復習できます。

「どこが弱点なのか自体が分からない」という場合は、一度プロに診断してもらうのも手です。残り1ヶ月で何を優先すべきかを整理してもらえます。

まとめ:12月に驚かないために

  • 成績の材料は9月から積み上がっている。12月に決まるのではない
  • 11月ならまだ間に合う。12月では遅い
  • 1学期の通知簿を見返して弱点を確認
  • テストを並べてミスの種類を見る。3回以上なら弱点
  • 提出物は今日から直せる
  • 評価が動くには2回続けて良い結果が必要
  • 絞るのは1教科・1単元でいい

通知簿は子どもを評価するための道具ではなく、次に何をすればいいかを知るための道具です。

12月に受け取ってから落ち込むより、11月の今、できることを1つやってみてください。教師の側から見て、それが一番効果があります。

あわせて読みたい

この記事の執筆者:タカ先生(現役小学校教師・教員歴15年)

公立小学校に15年勤務。毎学期、自分の手で通知簿の評価をつけてきました。2児の父として、我が子の通知簿にも一喜一憂しています。詳しいプロフィールはこちら