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こんにちは、現役小学校教師のタカ先生です。8月も後半に入り、そろそろ「2学期どうなるかな」と不安になってくる時期ですね。
担任として毎年9月の教室に立ってきて、はっきり言えることがあります。2学期の最初の2週間で、その子の1年が決まると言っても大げさではありません。今日はその理由と、9月に子どもを見るときのポイントをお話しします。
なぜ2学期が「1年で一番大事」なのか
学校の1年は3学期制ですが、実は2学期が圧倒的に長く、そして内容が重いです。9月から12月まで約4ヶ月。1学期の倍近くあります。
しかも学習内容が本格化します。算数で言えば、3年生のわり算、4年生の分数、5年生の割合。どれも「ここでつまずくと後がしんどい」と教師が身構える単元が、集中して2学期に来ます。
そして運動会、音楽会、社会科見学と行事も多い。授業が行事で削られる中で、一番難しい単元を進めていく。これが2学期の実態です。だから子どもにとっても、正直しんどい学期なんです。
9月の教室で、教師が最初に見ているもの
始業式のあと、私たち担任が一番よく見ているのは学力ではありません。生活リズムが戻っているかどうかです。
9月第1週に「戻っている子」のサイン
- 朝の会でしゃきっと座っていられる
- 午前中の授業で眠そうにしていない
- 先生の話を最後まで聞ける
心配になる子のサイン
- 2時間目あたりからあくびが増える
- 姿勢が崩れて机に伏せがちになる
- 話しかけると反応が遅い、ぼんやりしている
こういう子は「やる気がない」わけではありません。単純に、体が学校モードに戻っていないだけです。ただ困るのは、ぼんやりしている時間に授業がどんどん進んでしまうこと。9月の1〜2週間ぼんやりしたまま過ごすと、10月には確実に「わからない」が積み上がっています。
家庭でできる、たった1つの準備
いろいろな準備がありますが、教師として一番効果があると思うのはこれです。
始業式の1週間前から、朝起きる時間だけを学校と同じに戻す。
寝る時間ではなく、起きる時間です。朝を固定すれば、夜は自然と眠くなります。逆に「早く寝なさい」と言っても、体が疲れていなければ眠れません。
宿題の追い込みや勉強の先取りより、まずここです。体が学校モードなら、授業から受け取れる量が全然違います。これは15年間、毎年9月に見てきた確かな実感です。
もし1学期の内容に不安があるなら
生活リズムが整ったうえで、まだ余裕があれば。1学期のつまずきを1つだけでも解消しておくと、2学期のスタートがぐっと楽になります。
特に算数は積み上げ式なので、1学期の穴がそのまま2学期に響きます。3年生のわり算があやしいまま4年生の分数に入ると、かなり苦しくなります。
こういう「さかのぼって確認したい」ときに便利なのが動画教材です。学年をまたいで見放題なので、前の学年の単元にすぐ戻れます。教室ではなかなかできない支援が、家庭ならできます。
まとめ:9月は「頑張らせる」より「戻す」
- 2学期は長くて重い。1年で一番大事な学期
- 教師が9月に見ているのは学力より生活リズム
- 始業式1週間前から起きる時間だけを戻す
- 余裕があれば1学期の算数の穴を1つ埋めておく
9月の子どもは、大人が思っている以上に疲れています。「2学期こそ頑張ろう」と発破をかけるより、まず体を学校に戻してあげてください。それが結局、一番の学力対策になります。
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この記事の執筆者:タカ先生(現役小学校教師・教員歴15年)
公立小学校に15年勤務。毎年9月、夏休み明けの教室で子どもたちを迎えてきました。2児の父として、我が家の8月末も毎年バタバタしています。詳しいプロフィールはこちら
